カテゴリ:子供のいる風景
4月から5年生になって、クラスの雰囲気も穏やかで、毎日元気に明るく(←ここ非常にポイント高いです!)登校している娘です。 なにしろ、生きる姿勢が変わりました! とにかく前向きになったんです。 たった2か月前の娘と今の娘は、全く違う世界を生きているようです。
心に「やる気」も出せる余裕が出てきた様子なので、ちょっと、娘の生活のランクアップを狙いました。 (去年はそれどころじゃなくて、課題設定は厳しかったので、1年間ちょっと停滞気味でした。)
まず、一人でお風呂に入るようになりました。 去年は私の入院手術後に、これではいけないと一念発起して、自分で髪を洗えるように指導しました。(体は洗えていましたが) だけど一人では入れませんでした。 4月から元気になったことで、いっちょ一人で入ってみる?と提案したら、すんなり「そうしてみる!」と答えが来ました。 (一緒に入っていると、私がもたもたしていると、娘のお風呂の時間も遅くなるので、先に入れるものなら入った方が娘も少しでも早く床につけるので・・・)
最初は、お風呂のガラスドアの外側から、「タオルもきちんと絞ってある~?」とか声かけ確認しながら私は待機していました。 そいう事を2週間ぐらい毎日続けて、 徐々に、最初だけガラスドアの外で声かけしたり、 途中で、また声かけに行ったり、 最後の方で、声かけに行ったりして、 ガラスドアの外に存在する時間を減らしていきました。 4月が終わることには、全部一人で、お風呂場もきれいに片づけて、タオルもぎゅぎゅぎゅっと絞ってかけて、きれいに出るようになっていました。 これで、一つ身辺自立ができました。 (秋に、一泊二日の自然教室があるので、それまでに一人でお風呂は完成しないと・・と課題設定していたのですが、うまく行きました。)
5年生になると家庭科が始まります。 授業の最初で「私たちが家でできる仕事」というのを探してみる話し合いがあったらしいです。 今娘が家のためにしている仕事は、お風呂のお湯を入れているタイマーが鳴ったら、それを「止めて」、お風呂のお湯を止める係のお兄ちゃんに「鳴ったよ~~!」と知らせる仕事でした。 (しかしお兄ちゃんの仕事簡単すぎ???)
とりあえず先々週から、洗った食器を「ふきんで拭いて、食器棚に片付ける」仕事をお願いしました。 いつも必ずじゃないけど、 ちょっと気が付いた時にお願いすることにしました。 食器を出すことは得意でも、洗った食器をもとの場所に戻すのに最初場所が分からなくて困っていたので、ああこういう事ってやっていないとできないんだ(娘は)・・と、改めて思いました。 しかし、本人もう少しやりごたえのある仕事がしたい様子でした。 もう少し、娘にすべてを一任して、それができていないとみんなが困る仕事を与えることにしました。 考えて、先週、もの凄くポイントの高い、ある種、娘の中で位の高い仕事を与えました。 それは、「お米とぎ」です。 夕飯のお米をカップで計量して(すり切りも教えました。意外に苦労していました。)、 ざるを使ってお米を洗って、 炊飯器のおかまに入れて、 計った合数のメモリに水を入れて、 タイマー予約する。
一番最初の日、カップで計ること自体かなり時間がかかって、倒れそうでしたが(私が)、 翌日からは、スムーズに作業をしていました。 先週は、お水の量がちょっと奥でべちょべちょご飯でした。 「う~ん、ちょっとお水多かったんじゃない?」 とお兄ちゃんからクレームがありました。 「今度お水の量に気を付けてね。」 と言ったら、 「うん、気をつけるわ。」 と言っていました。 以来、お水のメモリに水を合わせる作業は慎重です。 お父さんのお弁当用のお米も夜に研いでくれます。 「絶対お米とぎ主義」というか、 下校時に毎日「私、お米とぐ!!!」と張り切っております。 なんというか、 お勉強も大事ですが、 こういう生きる力って大事ですよね。?
で、食器拭き・お米とぎ・・・も順調になったので、 すぐに先週から新しく、 「洗濯物を畳む」 事を日課にしました。 毎日する仕事だから、娘の手先にもいいと思って、 自分の身に着けるものはすべて自分で畳むことにさせました。 適当畳をしていたので、 とりあえず、基本的にこうやって畳む方がやりよい、というたたみ方を指導しました。 一日目は、教える側、教わる側、いつもの如くサーカスの猛獣使いと猛獣の関係です。 当初ブーブー言っていましたが、気がついたら、いつの間にか鼻歌まじりで畳む様になりました。 ひとまず、ここらあたりの身辺自立を確立して、 また少し何か負荷を与えようと思います。
主人は、ここ最近の娘の家での働き具合を見て、 「何か・・・凄いお母さんのいいようにこき使われていない??」 と、びっくり?笑い?していました。 いいの! 療育的指導です。 生きるための学習です! ちょっと、シンデレラみたいな小ししぃーです。 あ、シンデレラは、足のサイズも小さくて、華奢な女の子だから、 既に23,5を履いていて、食の太い娘は、 シンデレラ・・というよりも、 トンデレラ・・・・・。
トンデレラが、幸せになりますように。 素敵な魔法使いが現れるといいのにね。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.05 09:31:46
|
|