介護について思うこと
2月末、実家の母の状態が良くないとのことで、長女と共に見舞って来た。母と暮らす姉は、(病院では3ヶ月だけ入院できるがその後は家での介護になる)と言う。前向きに、早く良くなって退院する事を望む母を励まし、(好きなものを食べさせてあげて)看護婦さんから言われ、毎日野菜ジュースを作り、運転のできない姉は二人の子供達に代わる代わる送り迎えをしてもらって毎日病院へ通う。すぐ上の姉夫婦は、(長くは無い.あの病気は黄疸が出て、お腹に水が溜まるようになると、早い。)そう言っていざという時のためにお葬式のことなどを心配してた。そんな妹夫婦の言葉を聞いてツイ弱気になる姉を(どうしてそんな後ろ向きの事を考えるのか、何故もっと前向きに考えられないのか、おばあちゃんはあんなに早く良くなって家に帰りたいと言っているのに。)こどもやダンナさんに言われるとか。本当にありがたい。うれしい。何度も言う姉。それから、(介護はこれから、退院すればきっと寝たきりになると思うことを覚悟して、家族で支え会う事を考えよう.)ダンナさんの言葉もうれしいうよね。その時のために介護をしやすいベッドなど、今は良いものがあるらしいからとインターネットなどでさがしているとか。(介護はその時になってみて、初めてそのつらさや、苦しみがわかる。介護をした人にしかその苦しみはわからない。長引いたら大変だよ。姉さんはまだわからないから。)ある方はそんな事も言う。ボケて徘徊する人の面倒を見る方がいかに大変かも知っている。それは確かにそうだ。でも、でも、(元気になって、家に帰り、おいしいものを食べて、また家族と暮らしたい)そう望む母の、その希望をかなえてあげたいと思う家族もいるのだ。私達を生み育ててくれた親を、感謝しないで誰に感謝せよと言うのか。感謝の気持ちがあれば、前向きに考えられるはず。(あんなにパンパンに張っていたお腹が小さくなった。しわしわだよ。不思議だ。元気になれるかも?)今朝、すぐ上の姉から嬉しそうな声で電話がきた。