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右脳教育×モンテッソーリ幼稚園

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2007.02.21
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「プリントの取り組みについて」で書いたことにも通ずるんだけど、モンテッソーリの園の先生からお聞きした話を書きます。

園の先生いわく、

“就学前に、文字を書けるとか、読める、数字を書ける、数えられる、などということは、小学校に上がるのに、何の有利性もないことです。

そういったものは、小学校に入って半年もすれば、みんな横並びになります。
園庭で駆け回ってる保育園の子も、モンテの園でお仕事をいろいろやってた子も、
すぐみんな同じになります。

何かを早く習得させるために「お仕事」をするんじゃないんです。

早く文字が読めるようになった、早く文字が書けるようになった、というのは、ちっとも有利なことじゃないです。


それよりも大事なのは、

◆自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを理解する「コミュニケーション能力」。

◆自分自身が好きである、という「自己肯定感」。

◆自分はみんなの役に立っている、という「自己有用感」。

◆自分はできる、努力すればやり遂げることができる、という「自己有能感」。

◆自分のことは自分で決めているんだ、という「自己決定感」。

◆自分は周りの大切な人から受け入れられている、という「他者受容感」

これらがしっかり根付いてること。

これらをこの幼児期にしっかりと体得して、ゆるぎないものにしておくことが大切なんです。”



私たち母親が、
「でも、早く書けたり読めたりするようになったほうが良いと思ってしまいますけど」
「そういう情報がたくさんあふれてるしね」
と言うと、


“少しでも早い時期に文字が読めるようにするかどうか、は問題じゃない。
学ぶのに適切な時期が存在するだけです。
文字を学ぶのに適した時期というのは、人それぞれ異なります。
興味を持ったときに学べるよう、環境を整えてあげることです。

この話は、もう何度も言っていることなので、皆さん充分ご理解いただいてると思いますが・・・”


え?
先生、私、初めて聞きましたよ!?

あれ?
前に聞いたことあったのかな?
忘れちゃってるのかな?

と思いましたけどそれは言葉にせず、心のうちにとどめておくことにしました。


う~ん。
先生は「いつも言っている」「何度も言っている」と思ってらっしゃるようだけど、
きっと皆知らないな~。
届いて無いな~。

今日だってここに居るのは全父母の1割弱だし。
ここに居ない母たちは、もうずっと知らないで行っちゃうんじゃないかな。
もったいないな。
先生本書けば良いのにな~。


と思ったんでした。


いろんな情報が飛び交ってるから、こういう先生の言葉って、1度聞いても、心に長くとどまらず、かき消されちゃうような気がするのです。


世の中には3、4歳の頃から先取り学習をさせることを推薦している方もいますよね。
その方がおっしゃるには、3~6歳の就学前に小1、小2の国語や算数を教科書に沿って家庭学習させておく。
そうすることで、小学生になってから、ゆとりのある学校生活を送らせてあげることができるのだ。
それが親の愛なのだと主張します。

そんなのを聞くと、ああ、子どものためを思うなら、先取り学習をさせるべきかしら、と思ったりもします。


その結果、先取り学習で4歳なのに小3の算数が解けるなんて子ができたりします。

でも結局その子に「コミュニケーション能力」「自己肯定感」「自己有用感」「自己有能感」「自己決定感」「他者受容感」が育ってるかが大事なんで、もし育ってなかったらその教育は失敗なんです。

プリントは理解が深まるから良いものであるけれど、その取り組み方を考えないといけない。
優先順位がどれかを考えながら進める必要があると思いますね。

プリント学習などを、子が嫌がらないのをいいことに親がどんどんやらせていると、
子が「次はどれ?」「次は何をやればいいの?」
と、ただ待っているだけの受身な、指示待ち人間になってしまう場合があります。

主体性が無くなってしまうんですね。
そういう子には育って欲しく無いはずです。

また、自分のことを自分で決める、をしてこなかった子、、、自分で決めることを許されなかった子は、
ある時、自分は親に人生を支配されてきた、親にからめ取られている、という事実に気づくんです。

自分の人生なのに、自分が主役じゃなかった、という事実に呆然とします。
認められてないとも感じます。つまり、他者受容感が得られない。

その反動で、今度は親の嫌がることばかりをしだしたりする場合もあります。
反抗というか、反撃です。

そのうち賢い子は、親に反抗し続けることは時間の無駄ということに気づいて他人を変えようとするのはあきらめ、前向きに自分の人生を歩もうと努力したりしますが、イイ大人になってもずっと引きずってる人も多いんです。私もそうでした。
どちらにしても遠回りで、幸せな親子関係ではなくなりますね。
詳しくはこちらの本で。毒になる親



ということで、園の先生は早期に何でも習得させようとする“早期教育”はお嫌いのようです。

“早期教育”というネーミングがねぇ、ちょっとずれてるんですよね。
0歳から絵本を読み聞かせたり、ひらがな表を見せることが、“最適な時期”だと思うからそうしてることで、早期じゃなくて、適期だよね。

なので早期教育は全部ダメ!ってことでひとくくりにしちゃうにはもったいない、と私は思ってるんですが。

幼児教室の先生も園の先生も、言っていることの根っこは同じだと思いますのでね。


参考図書学習意欲の心理学













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最終更新日  2007.02.23 14:19:04
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