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日常のニュースからひも解く自らの視点

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村松克哉

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2006年03月05日
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民主党の永田議員の馬鹿なメール騒動で、マスコミも民主党叩き一色。日本の政治は、これでは一向によくならない。自民党単独政権がいっそう強まり、中国共産党や北朝鮮と日本の政治体制はほとんど変わらないと言っていい。欧米のような政治的に強い、国際社会で通用する国の政治体制にするには、政党が競い合い、政権交代が時には起こりうるような民主主義が働かない国はもろいのだ。競争のメカニズムが働かないところに発展はなく、停滞や腐敗が生まれる。そのことを認識して10年前に日本は、政治改革で二大政党制を選んだのだから、二番目の政党を育成するような良心を国民が持たない限り、自民党単独政権(おこぼれにあずかっている公明党)がいつまでも続き、結果、国民が疲弊し、崩壊することになるだろう。そもそもライブドアの問題は4点セットのなかでも国民への影響は他の3点(狂牛病肉の輸入阻止体制チェック問題、官僚の天下りによる税金無駄遣い問題、官から民への小泉改革が裏目に出た耐震偽装問題)にくらべれば、比較的軽い問題だ。むしろ、官のあり方、官から民への小泉改革の本質を追及し、よpりよい国政へ向けて議論すべき国会が、つまらないスキャンダルで時間つぶしとなり、本当に重要な問題が雲隠れとなってしまった。自民党はほくそ笑んでいるだろう。国民は冷静に考え、自民党と競合できる政党を育成するという考え方を持たない限り、日本の政治は一向によくならないということを肝に銘じるべきだ。





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最終更新日  2006年03月05日 17時52分37秒
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