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日常のニュースからひも解く自らの視点

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村松克哉

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2006年07月14日
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中国は資本主義、自由主義を加速させている。それは香港や台湾の使い方をみてもよく分かる。台湾は、中国の高官によれば「台湾とはこのままで行きたい」というのが本音である。台湾独立推進派の陳水扁氏も無力化し、総選挙では国民党の勝利が予想される状況である。国民党は現状維持を望んでおり、中国からの急速な独立推進は望んでいない。アメリカも中国に対し、「台湾に中国が手を出さない限り、アメリカは手を出さない」と確約している。中国の戦略は、台湾や香港を世界に対する中国の窓として活用することである。台湾や香港の自由を中国は認めている。台湾の先端技術開発(液晶や半導体)、香港の金融センターを世界戦略の拠点としてうまく使っている。そして、中国の各地域も世界から企業を誘致させようと、大学などの教育関係者のサポート、設備投資に対する補助、税的優遇などをアピールしている。日本と比べると断然違う。日本政府には戦略がない。腐敗した官僚が、自己保身と私腹を肥やしているだけである。気がついたら中国にすべて牛耳られていたということになるだろう。





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最終更新日  2006年07月14日 09時26分28秒
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