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日常のニュースからひも解く自らの視点

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村松克哉

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2006年08月08日
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時の首相、軍上層部によって、強制的に特攻させられた二十歳前後の学徒兵。戦争で死んだ人と軍の司令官でありながら、死んで責任もとらず戦後長く老醜をさらした者が同じレベルで扱われること自体、おかしい。A級戦犯でありながら戦後、首相となった岸信介。そしてその子孫である安倍晋三が、今度、首相の有力候補として取り沙汰されている。サンフランシスコ条約で日本は東京裁判での判決を認めたにもかかわらず、再び、東京裁判は不当だという声が出始めている。そして、なし崩し的にA級戦犯を合祀させた靖国神社。戦時、国民を強制的に靖国に参拝させ、宗教ではないとされていた靖国が宗教として存在しているのは異常だ。A級戦犯を合祀していることに対して、特攻で死んでいった遺族たちは本当はどう思っているのだろうか。忠君愛国主義に徹した軍隊のなかで自由主義を貫くことがどれほど困難でひどい目にあったを語った慶應義塾大学に当時学んでいた上原良司少尉。特攻が、艦船を撃破するほどの効果がないことを知りながら精神論でこれを無理やり通した正木少将、第六航空軍司令官の菅原道大氏、航空研究所の田中耕二。戦後老醜をさらし、長生きらえ、特攻観音を建立しただけで責任をとったといえるのか。それで自衛隊の参謀となっていていいのか。今になってもやるせない思いがするのは、日本人があの15年戦争の総括をすることが60年経ってもできていないことにあるのではないか。米国に擦り寄り、日本人としての誇りを失い、矛盾に満ちた精神構造のなかで、ただ豊かさだけを追い求めてきた。靖国に眠る英霊たちにとって、A級戦犯合祀は矛盾そのものではないか。絶対に分祀すべきである。日本人によって戦犯分祀がなされないかぎり、あの忌まわしい戦争の総括はいつまで経ってもできないと思う。





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最終更新日  2006年08月08日 10時48分13秒
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