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日常のニュースからひも解く自らの視点

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村松克哉

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2006年08月09日
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太平洋戦争に強制的に参加させられ、二十歳そこそこの学徒兵が強制的に特攻として死をもって体当たり攻撃で殉じたことを日本国民は決して忘れてはいけない。そして、理由はどうあれ(アメリカ、イギリス、中国、ロシア、オランダに挑発され戦争に踏み切らざるを得なかったにせよ)、戦争という最悪の事態になった責任は昭和天皇、首相、政治家、軍上層部にあることは明らかである。A級戦犯も戦争でなくなった人たちも同じという宗教観とは別に、先の戦争に対する日本人による裁判は行われなければならない。軍国主義下、暴力、皇国国家論的精神論至上主義、リーダーシップの不在による異常な世界を生み出したのは時の権力者、指導者そして最終的に天皇にあったことは紛れもない事実なのだから。戦後、アジアへは戦争責任はA級戦犯にあると自民党議員を中心に裏取引していたことも事実。理不尽な軍の上層部は生き残り、無念にも特攻を強制され死んでいった学徒兵たち(特攻できずに処刑された兵も多かったと聞くし、特攻崩れといわれ生き残った特攻兵も戦後大変な苦労と心の傷を負った)の思いを考えると、今の状況は良いとは断じていえない。やはり、日本人の中に戦争責任を負うべき人間は存在するのだ。これを踏まえないかぎり、A級戦犯が祀られているにもかかわらず、心の問題と称して靖国に参拝する小泉首相はじめ、政治家の心がまったく理解できない。これを当選させた国民へのつけは必ずやってくる。それはA級戦犯、岸信介首相の子孫である安倍氏がいまや、ポスト小泉として首相になろうとしていることからも非常に危険であるといわざるを得ない。国民一人ひとりが自分自身の頭でよく考えてほしい。





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最終更新日  2006年08月09日 17時27分27秒
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