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日常のニュースからひも解く自らの視点

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村松克哉

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2008年06月26日
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国民に範を示すべき官僚が税金で私腹を肥やし、数字合わせで弱者を切り捨てにするなど日本は末期的である。相変わらず食品の偽装が横行、親が子を、子が親を殺すなどの事件が毎日ニュースになり、そのうち、異常なこれらのニュースが消耗品のように忘れ去られていく。日本社会は既に崩壊してしまっている。人間としての基本が失われている。いったい、この国はどうなってしまうのだろう。やはり、戦後教育は間違っていたとしか思えない。根本的に人間としての生き方を間違ってしまったのではないだろうか。四書(論語、孟子、大学、中庸)や幸田露伴の努力論、佐藤一斎の重職心得箇条や言志四録、伝習録、近思録、西郷南州遺訓、安岡正篤氏の本など偉大な先達が遺した良書の古典がいっぱいあるのになぜ、これらを教育の根本に据えないのだろうか。これらの古典は長い年月をかけても風化せず、ずっと遺され支持されてきた名書中の名書である。小学生、中学生、高校生の段階でこれらの古典をクラスでも個人でも熟読吟味することは人生にとって非常に大きな意味をもたらす。これらの古典を読んだ人と読まなかった人の差は天地の開きほどもある。是非、教育改革を、これらの古典重視に柱を中心にすえてほしい。英語教育を小学校3年から始めても、詰め込み教育をいくらやっても東大合格と官僚への道がエリートという幻想と人間失格者を世の中を大量に輩出するだけで、ますます狂気を蔓延させてしまうだけである。日本が本当の亡国となってしまった今、教育が壊れてしまった今、この状態から脱して日本人としての復活をするためにも古典の復活を切に望む者である。





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最終更新日  2008年06月26日 19時17分57秒
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