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日常のニュースからひも解く自らの視点

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村松克哉

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2008年08月06日
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国民に一回、政権をとらせろといったら、ナチスはああなったと、江田五月参院議長に麻生氏が述べたことが反感を買っている。何の歴史認識ももたない、漫画好きのオタク受けで増長している麻生氏の化けの皮がはがれた。歴史を学んだものであれば、ドイツの当時の背景と日本の今の事情が全く異なるため、麻生氏の発言は歴史的にトンチンカンでありえないことは一目瞭然だ。今、ドイツで、ナチのレッテルを他党にはるような発言をしたら、政治生命を失うような大問題になる。それをあえて、麻生氏は口にしたのだから、自民党がいかに危機に陥っているかを示している。バブル崩壊後の政治不安、経済不安を招き、小泉氏登場による熱狂で改革のめくらましを受け、衆院では3分の2という圧倒的過半数を維持したにもかかわらず、国民にとっては空白の時間が今も続いている混迷の経済、政局は、むしろ、明治以来続いている独裁政党である自民党のほうがナチスと重なる。それを支持した国民の責任でもある。





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最終更新日  2008年08月06日 11時08分25秒
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