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日常のニュースからひも解く自らの視点

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村松克哉

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2008年09月19日
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自民党と民主党の違いは官僚改革に対するスタンスだ。自民党と公明党は、官僚主導の政治はやむをえないと考えている。だから、一番の問題である「天下り」を容認した。すべての税金の無駄遣いはこの官僚の天下りシステムに起因している。毎年、規制を口実に特殊法人をつくり、そこに天下り官僚が流れていく。また、各省庁の事情に基づいて民間企業に官僚が天下りする。だから、官と財が癒着する。そして、与党の政治家が利害に絡んで政財官の癒着トライアングルができあがり、無駄がいっぱい出来上がる。そして、これはすべて生産者、供給側にたった行政である。結果、消費者、生活者側に対する視点は全くないといっても過言ではない。事故米を転売しても責任はないという農水省の事務次官の発言は官僚の本音である。守るべきは生産者側であって、生活者側ではないというのが自民党と公明党のスタンスである。したがって、民主党のスローガンである「生活が第一」というのは、自民党のスローガン「生産が第一」にあたる。景気対策と称して土建業者と国交省の天下り団体に金をばらまく経済音痴の麻生などにだまされては、また、無駄な10年を過ごし、日本は二流はおろか三流国から抜け出せなくなるだろう。





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最終更新日  2008年09月19日 14時54分41秒
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