優しさにつつまれて

春になると、夫の「釣りの血」が騒ぐ。

数年前までは、共働き夫婦だったので、「日曜日くらいは、子供と楽しく過ごしたい。」

しかし、夫は・・・、競馬、釣りなどを優先した。

「折角の休日よ！家族で過ごそうと思わないの！」

若かった妻は、怒り爆発。

「競馬や釣りの何が楽しいの！」などと、イライラしていたっけ。

でもね、イライラしたって何も状況は変わらないし・・・・。

だから、「家族で行こう！」と、提案した。

競馬や釣りには、一切興味が無かったのだが・・・・。

大きな競馬場には、遊園地やファーストフードのお店も有り、

目の前を優々とカッポする馬が美しい。

初めて１００円で馬券を買ったら、当時８歳の次男の券が数万円になった。

(その後、競輪場でも、同じような事があったっけ。)

魚釣りも、まずはフィッシングパークから。

釣った魚は、その場で炭火焼に出来る場所へ。

さすが、フィッシングパーク。

竿を投げれば、子供でも面白いように釣れる。

こうやって、私たち家族は、夫の趣味を非難せずに、一緒に楽しむ事にしました。

海釣り、海水浴、山へのキャンプは数え切れないくらい行きましたし。

私のイライラもなくなりましたしわ。

　《さあ！出かけましょ！》

「５月って、魚が釣れるんだっけ？」と、聞いたのは私。

「お～、いい時期だよ。」と、行きたそうな夫。

「海かぁ～、随分と行ってないね。行きたいな～。」と、またしても呟いた私。

日本海

着いて直ぐに、鯵が釣れました。

「すっげ～！お父さんがこんなに早く釣れるなんて。」と、息子たちが驚く。

いつもは・・・・？

手作りのバッグ・・・持ってます。

たくさんの物がおさまり、尚且つ、軽い！

使い勝手の良いバッグでしたわ。

海風が冷たくて、何枚もの洋服を着込みました。

朝早くおきて、簡単なおにぎり弁当を作りました。

私がいなければ、「いつもの定食屋」に行けたのにね。

「外で食べると、美味しいね。」と・・・。胸が熱くなっちゃった。ありがとうね。

休日の駐車場には、群馬・所沢・熊谷・長野等々・・・県外の自動車が多かった。

そうそう、余談ですがこういう場所って『仮説トイレ』なのよね。

私、密室が怖いし・・・でも、他に無いし。見るからに、狭そうな・・・。窓も無いし。

入れました！数年前の花火大会以来ですわ。

「ちょっと、寄り道をしようか。」夫は、どんどん山の中へ。

『夏子の酒』というドラマの舞台の酒造会社。

『良寛様ゆかりの地』に、こんな壁画のトンネルがありました。

夢中で写真を撮っていたら・・・・。

男性陣は、横の草むらで暇つぶしをしておりました。

昔なら、「早く、来い！」と、叱られたのにね。

黙って、待って居てくれました。

顔は、あきらかに・・・「まったく、もう！いい加減にしろ。」でしたがね。

出掛けると食欲が増すこと、よく眠れること・・・・。

そんな、あたりまえの普通の体感を嬉しく思える１日でした。

本日、二度目の更新です。更新前に突然のメンテナンス。

書く気が失せましたが・・・

私にとっては、『夢』のような日でしたので、記録しておきたかったのですわ。