テーマ:今日の出来事(291645)
カテゴリ:おでかけ
5月16日(土)・・・・晴れ。寒かったり暑かったり・・・妙な天候。
午前中は、掃除や花の世話をしながら過ごし、教習所に通う次男を送り出した。 昼食後、ベランダから外を眺めて天気の確認。 そして・・・。 《念願の場所へ》 鏡に向かって化粧しながら、「大丈夫だ。」と、言い聞かせ、 自分の部屋でDVDを観ていた長男に、「お出かけしたいけれど、いい?」と、聞いた。 「いいよ~。」
テクテク、テクテク歩いて、駅の方角に向かう。 途中で何度か、「どこまで、行くの?」と、聞かれたが、 もしかしたら、着く前に「やっぱり・・・無理。帰るね。」と、なるかも知れず・・・。
歩き進むと、「あれ?この道は・・・・。」長男もわかったようですわ。 小さい頃、何度か連れて来たから。
普通なら、10分程で着く道のり。しかし、私の歩みでは20分もかかった。 『お店の近くで』
「俺が先に入るよ。ママ、驚くだろうなあ~。」
ドアを開け、長男が「こんにちは!」と、入ると、 「いらっしゃいませ~。」と、ママの声が聞こえた。 ドアの隙間から「誰?新規のお客様?」みたいなママの顔が見えた。
気恥ずかしそうに私が入ると・・・・。 「〇〇子さん?え~っ!来れたの?あらあ~、嬉しいわあ。 あれ?じゃあ、このかたは・・・?お兄ちゃん?」 機関銃のような途切れのない質問と、ママの泣きそうな顔。
「お母さんね、ずっと、ここに来たい。いつか、行きたい・・って、言っていたんですよ。」 ママと常連の懐かしい顔に出迎えられ、言葉が直ぐには出ない私の横で言った。
「やっと、来れました。会いたくてたまらなかったよ~。」と、言う声が震えていたと思う。 顔なじみの常連さんも、皆、温かく迎えて下さった。 カウンターの椅子を指差して「ほら、指定席!」と。
『アメリカンコーヒー』
「いつもの特製ブレンドコーヒーを下さい。」と、言ったら、「こっちにしなさいよ。」と。 カフェインが薬の効果を下げる事を知っていたようだ。
懐かしいコーヒーの味。 ママと常連さんとの、たわいのない会話。 楽しい時間は短く感じる。
私には、「あっ」と、言う間の時間に思えたのだが、 実は1時間も居た・・・らしい。(長男談)
気分が良いうちに帰ろうと、立ち上がったら、 私よりも30歳は年上のお仲間さんが、すくっと立ち上がりドアを開けてくれた。
そして・・・ 「お兄ちゃん、職探しも大事だけれど、今はこうやってお母さんの側に居てあげてね。 そして、また、連れて来てね。頼んだわよ!」と、長男の肩を優しく抱いたのであった。
帰り道、「良かったね~、お母さん。それにしても、お母さんのお友達って・・・・」 「ん?なに?」 「おしゃべり好きな人が多いね~。俺、昨日から、結構・・・疲れましたわ~。」本音だね。
昨日は、床屋さんに行く前に、 知り合いの縫製業を営む奥様の所へ遊びに行ったのでしたわ。 (帰りに、たくさんのアパレル用の芯地や生地の端切れを頂きました。宝だ~。) そこでも、おばさんたちに囲まれて何時間も付き合わされて・・・お疲れ様でしたね。
喫茶店からの帰り道、横断歩道を渡りつつ・・・・・・。 「ねぇ、あのビル・・・。お店に入ってみようか・・・・」と、 またもや、私は勇気ある?言葉を口にしたのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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