優しさにつつまれて

６月３日(水)

真夏のような暑さの中、片道２０分テクテク歩いて出掛けた所は、

市場です。八百屋のおじさんとのやり取りが楽しかったなあ。

２時には終わるので、「迷っちゃうなあ～。」と、言えば、

「しょうがないなあ、ネエサン、おまけするよ。」とか。

調子に乗って、野菜をたくさん買いましたよ。(買わされたのかも。)

『椎茸』・・・これで１００円。息子の掌サイズ。

オーブンで焼いて醤油をたらし、夕食のおかずで食べました。

『草餅』・・・本当は６個買ったの。お赤飯も一緒に。

市場から帰路。嫁いで来た時からのお付き合いの和菓子屋さんで。

数年ぶりに買いに行ったのに、８０歳を過ぎた店の看板娘の笑顔は健在でした。

往復４０分以上歩いたせいか、帰宅後、ちょっと横になるつもりが長い昼寝になってしまったわ。起きたら、夕方でした～。

６月４日(木)

こくんさんと電話していたら、長男が汗だくでＯＫサイン。

「？」・・・・

電話が終わり、一階に行ったら

「お兄ちゃんが、あなたの自転車を磨いていたわよ。」と、姑さん。

私の自転車は、車庫の片隅に追いやられてから何年経ったでしょう。

誇りまみれ、錆びだらけ。タイヤの空気も抜けていたはず。

２時間かけてピカピカに磨き、空気を入れ、注油し、試運転まで済ませたそうな。

「乗れるかな？怖いなあ～。」と、不安もありましたが・・・・

To active♪　　　

(活発に！)

風が心地よく、歩くよりもラクに遠くまで買い物に行けました。

これからは、お散歩じゃなくて、サイクリングに行けそうです。

「ありがとうね。」と、長男に言ったら、

「俺の方こそ、正社員に採用されなくて・・・・。

こんな事しか出来なくて・・。」と、すまなそうに唇を噛みしめました。

そんな彼に、母は、

あきらめなければ

前に進もうという気持ちがあれば

あなたにも、きっと、チャンスは巡ってくるはず。

今の私を見てよ。

奇跡も運も

自分次第だと思うわよ。

と、しか言えなかった。