カテゴリ:読書
今年はジョン・ディクソン・カーまたの名を カーター・ディクソンの生誕100周年だとか。 これを記念した、カー・ファンの日本の中堅ミステリー作家8人の オマージュともいうべき書き下ろしのアンソロジーです。 中堅といったら失礼なのかも知れないけど 他の作品をおいら読んだことないから。笑 評価的にはまあまあかな。 カーといえば短編ミステリーの名手。 ずいぶん昔に文庫本を読んだが、内容は忘れた。 タイトルにあるような、密室、トリック、本格などという 文句を見ると、基本的においらは読む気力がうせる。 実際の殺人を犯すのに、いろいろな道具を使って トリックを仕込むような、しちめんどくさいことを する例なんてわずかだろう。 読み物だと言ってしまえばそれまでだが。 興味があるのは「動機」とそれまでに至る人生の描写。 こういうのをねちっこく書かれると、途端に降参する。 カーの作品は密室のたぐいばかりじゃなかったと思うが。 全て読んでいるわけじゃないから、分からない。 装丁にひかれて読んでしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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