カテゴリ:読書
南雲堂なんて出版社知らなかったなあ。
この著者のもの読むのも初めて。 ただし、なかなか面白い。 女子高生をナンパし誘拐した受験生が、監禁している 自室で殺される。 その後、その女子高生の父親が殺されて、その後・・・ と連鎖的に殺人が続く。 関係者が事件の顛末をリレー形式でノートに書いてゆき 車椅子の女性弁護士がそれを参考に真相を追求していく という趣向。 文体が軽いので、殺人事件といっても緊張感はないし 犯行の動機は納得できるものの、犯人の性格描写など ほとんどないから、最後まで読まないと真相は分からない。 いわゆる本格物だが、こういう点は反則でないか。 それでも、読み物としては楽しめますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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