カテゴリ:読書
この3連休は天気も悪く、外出することもほとんどなく
映画と読書三昧。 映画は「シェルタリング・スカイ」、「21グラム」 「クリムゾン・リバー2」などを見ていたが とくに取り上げるまでの感動はなかった。 さてと、無人島や漂流などいう文字を見ると 怖さよりもワクワクしてくるのはおいらだけでないだろう。 タイトルにあるようにロビンソン・クルーソーの影響は大きい。 本書は江戸時代に起きた漂流譚を7つにまとめたもの。 小説ではなく、残っている記録を解説した内容。 以外とこういう記録は少ないらしい。 国に帰らない限り、記録として残らないから 多くの人が海の藻屑と消えたんだろう。 江戸時代に多いのは、鎖国令とかで、造船技術が停滞 したのと航海術の稚拙さ、情報不足があげられている。 無人島での苦闘と異国への漂着と2章に別れているが おいらは前者のほうが断然好き。 ただ基にした記録の内容の乏しさもあり 読み物としては、やや物足りないものがある。 昨年亡くなった吉村昭の作品に両タイプあるので 楽しく読むならこちらのほうがおすすめ。 前者が「漂流」で後者が「大黒屋光太夫」。 これらも、記録を基にしているので、創作ではあるが 多くは実話に近い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|