472725 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

終活日記

終活日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2007年01月24日
XML
カテゴリ:読書

古い話になるが、おいらの学生の頃は大学紛争も
終焉に向かいつつあった。
それでも単発的な学生集会はいくつかあり
発言者の論旨に「異議なし」などと叫ぶ場面も見られた。
どうかすると、当時深夜映画にはヤクザ映画がかかることが
多かったが、高倉健のセリフに「異議なし」と叫ぶ観客もいた。
安吾の物言いに、思わずこの「異議なし」を使ってみたくなり
古い時代を思いだした。

戦後まもなくに、「新潮」に発表した「堕落論」をはじめ
当時、雑誌や新聞などに書かれた批評文をまとめた本です。
思っていても、なかなか口に出せないことを
代弁してくれているようで、小気味がよい。
根源的なテーマばかりなので、今の時代でも古びていない。
ただ、部分部分としては面白いのだが、文全体を見ると
論点がぼけているようなのもある。
書きすぎというか、この人正直なんだろうなあ。
それが、安吾が今でも愛されている理由かも知れない。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年01月24日 08時58分00秒
コメント(6) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事


PR

カレンダー

ニューストピックス

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X