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終活日記

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2007年02月06日
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カテゴリ:読書

この本読むと本当に怖くなる。
今、鳥インフルエンザの発生が騒がれているが
いつ人に感染するとも分からない。
2003年初頭、世界中が「SARS」に震撼した。
中国の隠蔽体質や情報の不確かさから
一層不気味な経験をした人も多いだろう。
本書は、そのSARSの発生から、伝播、収束までを
時系列で追ったドキュメントである。
日ごとに増加していく死者の数に恐ろしくなる。
年数がたつと第3者には数字になってしまうが
個々の被害者の苦痛はいかばかりだったろうか。
治療する側の医者や看護師が情報不足で
感染者になり病院内で汚染を拡大させたことからも
いかに異常であつたか分かる。
今から思うと、よく収束したものだ。

中国人は机以外の4つ足はなんでも食べるとからかわれるが
SARSの発生源とされたハクビシンなんて旨いのだろうか。
「野味」とかいうらしいが、今でも状況は変ってないらしい。
それだけに、新たに第2、第3のSARSが発生する
可能性はいくらでもある。
ずいぶん昔、香港に行ったことがあるが、店で買ったスイカを
食べながら、市場のような町を歩いていたら、まるでミニ動物園
かのように、さまざまな動物を檻に入れたり吊るしている店が
いくらもあった。
他国の食習慣をどうのこうの言うつもりはないが
情報の開示や衛生面での対応が2003年よりも
改善されていることを願うばかりだ。
中国だけのことではないが。





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最終更新日  2007年02月06日 13時18分10秒
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