カテゴリ:読書
問題になっている「いじめ」だが、その実態となると なかなかうかがい知ることがないのではないか。 ましてや、おいらのような、子供のいない人間にとっては 報道の内容で推測するしかない。 この本では、実際に起こっている「いじめ」の典型例を いくつか紹介しているが、狡猾、陰湿、執拗な行為に 驚くというより、胸糞が悪くなる。 もちろん、おいらたちの時代にも「いじめ」はあったが もっと子供らしい、からかい程度のほうが多かったように思う。 「いじめ」をうけている子供に、「死なないで」などと言っても 救ってもらえない限り、こいつら全然分かってないという 反応のほうが強いのではないか。 この対処の仕方がなかなか一筋縄ではいかない。 巻末に「いじめ」にあっていないかという、チェックリストや その対応方法も載っているが、ケースバイケースではないのかな。 関係者は何らかの努力はしているものと思うが、 学校側と親との認識にはだいぶ差があるように思う。 というか、手口が巧妙なだけに、分かってはいないのでは とさえ思えてくる。 こういう実態の一部を垣間見ると、底の深い問題だと感じる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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