カテゴリ:読書
出久根の作品はいろいろあるが、やっぱり読んでいて 暖かい気持ちになるのは随筆、特に古本屋のことを 書いたもの。 「逢わばや見ばや」これで完結のようだ。 古本屋に就職し独立し、また作家との二束のわらじを履く ことになる現在までと、時代の背景や様々な人物との付き合いなど のんびりとした雰囲気で流れていく。 本好きなら誰でも、古本屋になってみたいと考えたこと は一度はあるんではないだろうか。 どこの町にも「ブック・オフ」がある現在 よほど個性的な品揃えでないと、商売は成り立たないと思うが 古書に取り囲まれた商売なんて採算関係なしに おいらなんかは、いいなあと思う。 現在、日経新聞にも水曜版で随筆の連載をしているが この出久根氏、まだ62歳だと思うが、若くから 仕事をしていたせいなのか、どうもジジくさくていけない。 もっとみずみずしさ?もあっていいのではないか。笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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