カテゴリ:読書
読書というよりも、見ているといったところか。 というのも、この本、佐藤忠男の「日本映画史」の最終巻。 文章は第12章のみで、半分以上が日本映画の年表。 これが面白いのだ。 これ見たなとか、この時はこんなことしていたとか 思いながら、日本映画を年代をおって監督や出演者、 のリストで見ていくのがなんとも楽しい。 映画のタイトルやエピソードだけ知っている映画ばかりだが 是非見たいなあという思いがだんだん強くなっていく。 折りしも俳優、船越英二の訃報を聞いたが、彼の芸歴は 戦後の日本の映画史と重なる。 後にひょうひょうとして、幾分弱さを感じさせる芸風が 持ち味になるが、二枚目といわれた古い映画は何本か見ている。 個性的な役者がまたひとり亡くなったなあと哀しくなる。 この場で冥福を祈りたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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