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終活日記

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2007年03月23日
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カテゴリ:読書

根強い澁澤ファンは多くいると思うが
おいらもそのひとりで、読書傾向なんかは
彼によって作られたと言ってもいいかも知れない。
本書は主に60年代書かれた書評や雑文を
まとめ編集したものだが、ジョルジュ・バタイユの
「マダム・エドワルダ」をはじめ、読んでいる本が多い。
またリラダンやマンデアルグにのめり込んだも彼の影響。
書評といっても、特に持ち上げるわけではなく
感じたままをストレートに書いていて好感がもてる。
小浜俊郎訳の「ロートレアモンとサド」などその訳文を
酷評しているが、実際のところ、当時の翻訳書には
直訳しただけで、何が書いてあるのかさっぱりわからない
翻訳書が結構あった。

澁澤の名前を初めて目にしたのは、高校時代
よく行った本屋のひとつのコーナーだった。
ここは澁澤の著作はじめ幻想文学の本がまとまっていて
おいらのお気に入りの場所だった。
パンドラの箱を開けるかのように、ドキドキしながら
立ち読みしていた。
こういうところにある本は当時でも千円以上はしていて
乏しいおいらのこづかいでは、とても手がでなかった。
買えるといったら、「若きウェルテルの悩み」とか「変身」
といったペラペラの文庫本。笑
大学に入っても金銭的な事情は大差なく、どうしても欲しい本は
パチンコで勝負して手に入れていた。
執念というのは恐ろしいもので、こういう時は結構勝つのだ。
澁澤の「秘密結社の手帖」なんかも、こうして手に入れたもので
今でも書棚に大事に保存してある。







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最終更新日  2007年03月23日 08時44分40秒
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