カテゴリ:読書
「魚博士」で知られた末広恭雄のあちこちで発表した 随筆をまとめて、魚の名前の「ア」から順に 事典として、仕立て上げた書籍。 追補として最近の話題も追加されている。 まだスズキの「ス」だから、今後も、淡水魚も含めて 出版されるのだろう。 魚の名前や釣り、料理など、それぞれの魚についての 知識がほどよく紹介されていて、気張らずに読める。 釣りが本格的にシーズン・インするのは、ゴールデン・ウイーク あたりからだろうが、オフの読み物としておすすめ。 しかし、おいら釣りしなくなったなあ。 「晴釣雨読」なんてウソぶいて、のめり込んでいた時期もあったのに。 ダムや護岸工事などで川の様相は変ったし、海に行っても 以前ほど釣れなくなったもんなあ。 数を釣るだけが釣りの魅力ではないけど。 魚のアタリを、糸から伝わる魚信に集中しているうちに 雑念もなにもかも忘れてしまう、あの瞬間がいい。 魚は地方によっていろいろ呼び方があるのも面白い。 本書にもあるが、「カワハギ」のことを、おいらの地方では 身ぐるみはぐことから「バクチコキ」なんていう。 ただ、魚の正しい呼び方には妙にこだわりがあって シマシマの「イシダイ」のことを「シマダイ」と言われるたびに おせっかいにも、つい「イシダイ」ですよと訂正してしまう。 いずれにしても、魚に関する事典は見ているだけで楽しくなる。 今年あたり釣りも復活させようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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