カテゴリ:読書
ロシアの作家、しかも時代設定が1878年ということで 正直のところ、あまり食指が動かなかったのだか 展開の面白さ、軽妙な語り口で、あっというまに読んでしまった。 ミステリー・ブームの続いている現在だが 硬いイメージの岩波書店もこういう本を出すとは。 パリ、グルネル通りのリトルビー卿の屋敷で 卿を含む家族など10人が短時間に殺害される というとんでもない発端で物語が始まる。 そして、舞台は犯人が逃げ込んだとされる 豪華客船リヴァイアサン号へと移って行く。 主人公のロシア人外交官、フランス人の警部 留学帰りの日本人、そしてイギリス人の乗客など 各国の人種が入り乱れて犯人探しが行われる。 この船上でも殺人事件が。 逃げ場のない船の上ということで、スリリングに 展開していく。 そして結末も・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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