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終活日記

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2008年06月29日
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カテゴリ:読書

甘粕正彦乱心の曠野
以前、同じ著者の里見甫を対象にした「阿片王」
を取り上げた。
この里見と甘粕も満州国でリンクしていて
甘粕についても少し触れた。
姉妹編というのは可笑しいが、同じ時代に生きていた
人物を描いたということで、同時代の状況は、
より分かり易くなる。
とにかく、この時代を扱った書き物を読むと
あちこちで出てくるのが、この甘粕正彦。
作者によって評価が微妙に違うから
ますますもって実態がつかみにくい。

大杉栄の暗殺で耳目を集めたと思うのだが
実刑になったかと思えば、いつのまにか出所して
仏国に顔を出したかと思えば、満映の理事長になってたりし
終戦の後、青酸カリで自殺するという、いかにも怪しげな人生だ。
実際に切れ者だったようで、そういうところでも
評価がいろいろ分かれるのだろう。
この本を読むと、軍部の上層の意図が働いていて
実際には甘粕は手を下しておらず、ひとりで罪を
かぶったようだ。
そう思えば、後の軌跡も理解しやすい。

大杉栄については、おいらは映画「エロス+虐殺」の印象が
一番強いわけだが、そのわりには内容はよく覚えていない。笑
吉田喜重監督なんていうと、映研(おいらもそうだった)
の連中なんかは、無条件で評価しがちだが
当時面白い映画がいろいろあって、コントラストの強い映像
は頭に残っていても、あまり面白くなかったようだ。
おいら岡田茉莉子嫌いだもんなあ。

まあ興味のある人は読んでいただくとして
こういうノンフィクションは資料をあさったり
現地を調査したりと、作業的には大変だろうが
パズルを解くようで、作者からみれば、その過程が
面白いんだろうな。
書く能力は別として、おいらリングで死んだ女子プロレスラー、
プラム麻里子の生涯を、女子プロレスの盛衰をからめて
書いて見たいなんて、ずっと思っている。

きょうは内容がバラバラだな。
いつもそうか。笑





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最終更新日  2008年06月29日 08時08分23秒
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