カテゴリ:読書
シェーの時代 赤塚不二夫の葬儀はタモリの弔辞ばかり 目立っていたようだ。 確かに「私も彼のキャラクターのひとつ」 という言葉はいい感じだ。 マンガ「おそ松くん」にも、イヤミやチビ太や ハタ坊などいろんなキャラクターが出てきて むしろ、おそ松他の六つ子を食っている。 イヤミのシェーは誰でも知っているくらいブレイクした。 本書は赤塚の死にあわせて書かれたものではなく 病床の頃に書き始めて、たまたまタイミングが合ったようだ。 副題に「おそ松くん」と昭和こども社会、とあるように、 当時の風俗やこどもの世界を検証したものだ。 泉麻人はおたくのはしりのようなものだが、彼のもっとも 得意とする分野だろう。 おいらより後の、年代的にも、「おそ松くんは」はピッタリ。 「おそ松くん」の連載が始まったころは、おいら達は中学校 に入る前で、マンガは読んでいたけど、感じ方は若干違っていたのでは。 が、当然当時の流行歌やテレビの「3バカ大将」や「チビッコギャング」 の話題なども出てきて懐かしくなる。 いくつかのマンガのコマも載っているが、土管などといった背景は あの当時、昭和のものだ。 おいら自身は、マンガよりも、ポップスやリバプール・サウンズ といった音楽や、タダで見ることの出来た東宝映画に関心が向かっていた。 そして、江戸川乱歩やちょっぴりフランス文学にも。笑 中学時代の部活は剣道部だったが、1年足らずで止めて帰宅部。 テレビで、昼の3時か4時ころにやっていた「女優ナナ」とか 「チャッキリ金太」なんて古い映画に夢中になっていたな。笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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