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終活日記

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2008年09月06日
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カテゴリ:読書

乱歩の軌跡
乱歩は移り住んだ家の見取り図やいろいろなものを
貼り付けた、日記というスクラップブックというか
「貼雑年譜」を作っていた。
これらをベースに乱歩の、文字通り軌跡を息子隆太郎が
自伝的に編集したものだ。
大福帳を横にした変則サイズだが、値がややはるので
図書館に買ってもらった。

少年探偵団シリーズにのめり込み、大人になって
「人間椅子」などいった猟奇物に関心をそそられた人
も多いだろう。
おいらもそんな読者で、子供の頃「青銅の魔人」、「電人M」
「黄金豹」など、タイトルも不気味なら、表紙もおどろしい
少年物で読書に開眼したと言ってもいい。
たしか少年探偵団は映画もあったと思うが、地下室に閉じ込められ
ドロドロしたコンクリートが落ちてくるシーンは今も思い出す。
テレビでも「私だけが知っている」だったか?最初にドラマを
映し、その後、出演者に謎解きや犯人当てをやらせる番組があった。
ここでも「二銭銅貨」などの乱歩作品がよくとりあげられていた
ように記憶している。

まあ作品は少年物、大人物あわせてほとんど読んでいるはずだ。
本書で興味があったのは、そういった小説ではなく
学生の頃に新聞を作ったり、会社員時代に社内報を作っていたことだ。
おいらも似たようなことしている。
小学生の時に、今は小学館だったかにいるW君の壁新聞づくり
を手伝っていた。
小学生でピカソのような絵を描いたこのW君、精神的に
おいらなんかのずっと上を行っていた。笑
まあこれは助手みたいなもんで、おいらの意思はほとんど入っていない。

面白かったのは社内報作り。
やりたいと思っていた編集長が回ってきて、もうおいらの世界。笑
ありふれた社内報然とした内容を娯楽雑誌のように変えた。
が、3回目くらいで、何にでも口を出すワンマン社長の
クレームがついた。
それでは、と自民党の派閥のような名前のついたタイトルを
社内公募で変えた。
こんなものにまで口を出す、社長が選んだタイトルが気に入らず
適当に理由をつけて、編集長は辞めた。

それでも編集欲は止まず、上司をたぶらかして「統計月報」なる
社内情報冊子を作り始めた。
おなじタイトルの雑誌、東洋経済から出ているの後で知った。
売れ筋ランキングなどを当時はワードやエクセルないから
NECのLANシリーズを駆使して、グラフなども交えて作った。
おいらがやっていた在庫管理のロジックを連載で解説したりもした。
内容はいたって真面目なもの。
ただそれでは面白くないので、表紙はコラージュやフロッタージュ
などで遊んだ。
ワンマン社長が口を出してきたのは言うまでもない。笑
まだ続いているのかなあ。







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最終更新日  2008年09月06日 09時18分01秒
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