カテゴリ:読書
日本史はこんなに面白い 何年に誰それが何々したという受験勉強のような歴史は 面白くもなんともなく、まず読んだりしないが 裏話とか謎を、この本のように、対談で編集したものは 読んだりもする。 とは言っても、面白かったのは映画の話になる川本三郎 との対談で、チャンバラ、股旅物とかという話になるとうれしくなる。 中で、ストイシズムの美学なんて出てくるが、「流れ者には 女はいらねえ」なんてストイックな生き方は、おいらも好きだな。笑 頗る非常! 歴史書というのが嫌いなのは、人物そのものや、生活、営みといったもの がないがしろにされがちなところにあるが、伝記を中心にその背景に 歴史があらわれるものは厭わない。 明治という時代、西洋化というか歴史の大きな変動の時代からか 頗る変な人間がいろいろいた。 怪人活弁士・駒田好洋なんていう、この本の主人公もそうだな。 交通機関も発達していない当時、活動写真もって全国回っていて 金沢にも尾山座というのがあって来てたようだけど ネットで調べても、場所とか概要は分からなかった。 この本も編著だが、難を言えば、構成が煩雑で、読みづらい。 続いて怒涛の3連発目。笑 チャイルド44(上巻) 帯に連続殺人なんて文字を見ると、犯罪小説好きはすぐ買ってしまう。笑 その文を書いておこう。 上巻「この国家は連続殺人の存在を認めない。ゆえに犯人は自由に 殺しつづける-。」 下巻「この男は連続殺人の放擲を許さない。ゆえに犯人を孤独に 追いつづける-。」 壮絶な飢餓の描写で始まる上巻はとにかく暗い。 旧ソ連の官僚体質がプンプンしていて、読むのがけっこう辛い。 ミステリータッチに展開するのは下巻で、暗いのが嫌いな人は 下巻だけ読めばいいのではないか。 おいらやっと上巻読み終えたとこ。笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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