カテゴリ:読書
日本浄土 ないだろうなあ、と思いながらも近くの本屋に行ったら やっぱりなかった。笑 田舎の本屋の単行本のコーナーは惨憺たる状態だ。 図書館の有り難味がつくづく分かる。 で図書館に注文しても良かったのだが、読みたいと思ったら その日に読みたい性質(たち)。 本屋で注文してもアテにならないから、 楽天ブックスに注文した。(ヨイショ) こちらのほうが早い。 ポイントもあったし。笑 話し言葉では辛らつなことを言うのに、文章はやさしいという 人物が何人かいる。 亡くなった阿久悠や久世光彦そして、この藤原新也なんかそうだ。 阿久なんか、時代を言葉で表現すると言っていたと思うが これはこの連中に共通している。 この「時代」は、サブプライムローンだの年金問題などとかの 下世話な「時代」ではなく、本源的な生活そのもの「時代」だ。 本来、藤原新也は写真家だが、初期の、雑誌に写真とエッセイ らしきものを連載していたころからのファンで 写真よりも妙に文章にひかれる。 客観的にいって、名文というわけではないが つい共感するのは、何なんだろうか。 観念の言葉ではなく、カメラをもって直接見て感じたことを そのまま文にしてるからかな。 日本浄土といっても、全国の名の通ったところに行ったわけではなく 島原や尾道、能登といったところの、どうってことない町での 現在のありようだ。 カメラもって、旅に出たくなったな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|