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終活日記

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2009年05月22日
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カテゴリ:読書

夏がくれば思い出す
日本人で、中田喜直は知らなくても、「夏の思い出」の
メロディーを聞いたことない人は、いないのではないか。
成人以上でとしたほうがいいのかな。
その中田の評伝だ。
本人も言っているように、苦労もあまりなく
恵まれた人生だったようだ。
名曲「早春賦」が、彼の父、中田章だというのは
この本を読んで初めて知った。
もっとも、喜直も名前を知っているだけみたいなもんだが。

おいらハードロック(言葉が古いかな)やブルース
はたまた60年代ポップスも好きだが、童謡や唱歌
などといったものもわりかし好きなんだなあ。笑
歌詞がいい。
そんな中で、中田喜直の作曲した作品は曲もいいのだよなあ。
シャレていると言ったらいいか、カッコいいといったらいいか。

「夏の思い出」も
ゆったりと始まったかとおもうと<水芭蕉>から曲想が変り
そして<はるかな尾瀬>とせりあがったかと思うと
ささやくような<とおい空>で終る。
この落差がいいんだよなあ。

「雪の降る街を」も
ウォンチューなどという「星降る街角」の出だしとは違い
暗い出だしで肩を落としたくなるのだが、<遠い国>あたりから
何か希望が見えてくるような曲想になり<あたたかき>
からのエンディングはこんどは下がらず<ほほえみ>の
<み>で逆に上がる。
これで救われるんだよね。

ちなみに「小さい秋みつけた」も彼の曲です。





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最終更新日  2009年05月22日 08時28分00秒
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