カテゴリ:読書
無差別殺人の精神分析 今日は、秋葉原事件から1年、池田小事件から 8年にあたっている。 丁度「無差別殺人の精神分析」を読んでいた。 この二つの事件の他、池袋通り魔、下関通り魔 殺人事件、コロンバイン高校乱射事件、津山30人殺し などを、資料をもとに事件を掘り起こし、犯人の 生い立ちや事件当時の精神分析を試みている。 こうして比較すると犯人の人物像が類型化できそうだな。 おいら学問としての精神分析には興味があるが それをもとに治療なんてことになると、眉にツバをつけたくなる。 著者もその限界を論じている。 すこし性質が違うが、最近やたらと「うつ病」という言葉を 目にする。 アメリカ精神医学会が作成した「DSM」という診断マニュアル があって、なんでもかんでも、うつ病としている弊害もあるようだ。 さらに、近頃は「SSRI」という薬剤をやたら投与するようで その副作用も問題になっているようだ。 米国発だから、当然製薬会社など、金もからむわな。 温暖化と叫び出したのも、米国のさる団体だ。 いずれにしろ、犯罪にしろうつ病にしろ、家庭や社会が影響 するわけだが、「わが子を殺戮者にしないために やってはいけない十か条」なんてのが載っているので 項目だけ転記しておこう。 1、過度の期待 2、母子密着 3、過保護・過干渉 4、欲望をすべて叶える 5、いい子・手のかからない子を放置する 6、子どもの多様な人間関係を妨げる 7、「白か黒か」の二者択一的考え方を教える 8、危険信号を見逃す 9、世間体・体裁を気にする 10、他の兄弟・姉妹と比較する これみんな当たり前のようだが、当事者の親たちが 自分は違うと思っているところに、問題があるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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