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終活日記

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2009年07月14日
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カテゴリ:読書

英国人写真家の見た明治日本
ポンティングが南極探検、スコット隊の随行カメラマン
だったというのは、本書で初めて知ったわけだが
それ以前に、延べ3年も日本にいたと分かりまた驚く。

明治時代、けっこうな外国人が日本を訪れ
見聞録を書いている。
いくつか読んでいるが、奇異の目でみたり
トンチンカンなものも多いが、このポンティングは
よく理解していて、今読んでも、そう違和感はない。

当時だから、船で日本に来たわけだが、東京湾から
入港するときに見た、朝焼けの富士山が
強烈に日本という国を印象付けたようだ。

文章もなかなか面白いのだが、写真がいい。
カメラマンだから当たり前か。
当時のカメラの性能からいって信じられない出来。
風景を中心にしたものだが、どういうわけか
人物(特に女)が配されているが、配置が写真に
効果を与えている。
おそらく雇い、ポーズも演出したものだと思うが
それが邪魔にならない。

そこにあるのは日本そのものだ。
外国のマネばっかりしてきた現状だが
外人が撮った写真に日本の原風景を見るというのは
皮肉なものだな。

原版は全て大英博物館に保存してあるということだが
そんなところに埋没させないで、写真集にまとめたら
どうなんだろう。





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最終更新日  2009年07月14日 07時28分51秒
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