終活日記

特攻隊振武寮
梅雨入り以来、夏らしい日は全くなく、気がついたら８月。
今日も雨だ。
終戦の日も近いとあり、例年この時期は、戦争関連の
出版物が多く出回るが、今年はやや少ないように思う。

戦争と言えば、当然、特攻隊の話も出てくるのだが
この本、ちょっと毛色が違う。
著者は大貫妙子（ミュージシャン）のオヤジなんだとか。
あとがきに彼女の言葉も出てくるが、いわゆる一般に連想するような
美化された、特攻隊員のイメージとは違う。
というか、これが普通だと思うのだが。

特攻隊に応募した動機もそんな純なものではない。
まあ彼は生き残ったわけだが、錯乱状態で敵艦に
突っ込んでいった隊員もそこそこいるのでは。

生き残りを売り物にしている人間もいるが
ありのままの心情を伝えていて、好感がもてる。