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終活日記

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2009年09月19日
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カテゴリ:読書
古い本だが、俳人、尾崎放哉の晩年というか
小豆島に渡ってから、死までの期間を描いたもの。
金の工面や闘病で壮絶な生活だ。
おいら自由律とかいう彼の俳句はあまり好きでない。
ファンは多いらしいが。
ただ、東京帝大を卒業し一流保険会社の重役に
なりながらも、酒で身を崩して、解雇され
妻も捨て、放浪の旅に出るという人生には興味があった。

まあ、今の時代、こんな滅茶苦茶な人物いないだろうな。
出勤・退社も自分の勝手、仕事中にも酒を飲んでいた
らしいから、1週間くらいでクビになるのでは。笑
世間から見捨てられたというより、身から出たサビ。
友人たちへの金の無心もまるで自分本位だ。

最後は、小豆島西光寺の別院、南郷庵に引きこもるわけだが
写真で見ると、本院はかなり立派なお寺で、小説からうける
イメージとはかなり違う。
ただ、それぞれの句の背景を知ると、理解が深まるような
気がする。
句の指導もしてたようだが、ああいう俳句を作る人物が
どんな指導してたんだろう。
最後の句は
「はるの山のうしろからけむりが出だした」





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最終更新日  2009年09月19日 08時19分43秒
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