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終活日記

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2009年10月13日
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カテゴリ:読書

原っぱが消えた
原っぱというのは、厳密に言うと、自然の野原ではなく
家や工場が戦災や震災で焼け跡になったり、
何らかの理由で建物を壊したが、そのまま荒れ放題
になっている空き地のことではないだろうか。
そういう意味でいうと、田畑や荒地はいくらでもあるが
こちらのような田舎では案外少なかったように思う。
堅い地面で、掘るとガラスやコンクリートの破片が
出てくる土地と定義したい。笑

道から誰でも入れた原っぱが、鉄条網で囲われ、
それがコンクリート・ブロックの塀に代わって、
管理を主張するようになると、だんだん人間を
拒絶していく。
60年代の中頃、ちょうどおいらたちの年代の成長に
合わせるように、世の中が変化していった。
水質汚染などの環境破壊がはじまったのも、この頃からだ。
ガキ大将たちが、高校に入ったり就職したりすると
手下だったおいら達は後をつぐことはなかった。
子供たちのつながりも、縦の関係から横の関係になった。
おいらなんかも中学生になると、外で遊ぶというのが
なんとなく気恥ずかしくて、4時ころから始まる
テレビで流す洋画などに夢中になっていた。
「緑の髪の少年」とか「女優ナナ」とかいったところだ。

原っぱというと、セイタカアワダチソウなどの雑草が
象徴的だ。
しかしこのセイタカはおいらの子供の頃は田舎では
なかったように思うが。
永井荷風もそうだったようだが、その思い入れか
雑草はいまでもおいらは好きだな。
もっとも、かわいい花を咲かす種類だが。
先日、子連れの知人と歩いていたら、子供が雑草と
指さしているので、雑草なんかない、みんな名前はある
と言ったら、「これは?これは?」と聞かれて往生こいた。汗

市が工場誘致に造成した巨大な土地がある。
皮肉なことに、この不景気で入り手が見つかっていない。
おいらなんか、大原っぱに変わるのを期待しているのだが
近隣住民の苦情で、整備していくんだろうな。
無駄な金だ。
日本は「チェンジ」ではなく「回帰」のほうがいいのでは。






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最終更新日  2009年10月13日 07時21分53秒
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