カテゴリ:読書
妖術使いの物語 関係ないが、著者の「さとう」を入力したら こんなありふれた名前が5番目の候補になる。 最初が「作藤」と出てきた。 こんな字、過去に使ったことないけどなあ。 「砂糖」なら、まだ分かるらいでもないが。 パソコンの辞書がだんだん痴呆になってきている。笑 しかし、こんな本、誰が読むのかなあ、と思いながら おいら自身が読んでいる。 まあ読書傾向として、他人の読まない本を読むという のがあるので、ひっかかってくるわけだ。 おいら専門は幻想文学。 その延長線上にあると言えば言えなくもないが、 妖術や妖怪などというもの、本来好きではない。 ハリポタなどのファンタジーも同様だな。 そんなら、幻想文学とは何ぞやと言われれば これまた境界があいまいで、すばり何々と答えること も出来ないが。 泉鏡花みたいのとか、外国ではマンテアルグみたいの としか言いようがない。笑 さてこの本。 主に江戸時代の読本などに現れてくる妖術使いを いくつかの妖術によって分類したもの。 石川五右衛門、児雷也、安倍晴明などといったところ が対象になっている。 日本映画の創生期、いわゆる無声映画の時代に 目玉の松ちゃんなんかが、やっていたような。 編集でフイルムを切り貼りすれば、人間が消えたり 現れたりするから、単純な操作で人を欺くことができる。 よく注意しないといかんのだが、24時間煌々と照明が 輝いている現在とは違って、江戸時代などは 日が落ちれば、外は真っ暗、家の中も薄明かり。 そういう背景があるから、こういう妖術なんてものが 受けたんだろうな。 まあ本の内容はたいしたことない。 おいらの好きな、歌川豊国なんかの図版が出てくるので 救われている。笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月10日 08時38分57秒
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