カテゴリ:読書
荷風のいた街増補 これ書いたんだったかな。笑 中継ぎで読んでいて、ようやく読み終わった。 永井荷風が市川に住んでいたころ、同じく 同地に住んでいた著者の町並みを描写した 回想録のようなエッセー。 銭湯で会ったこともあるのだとか。 金沢に住んでいたら、文豪などに遭遇したことも あったかも知れないが、おいらたちの年代になると もう無理だろうな。 10年以上前、東京で2年ほど暮らした。 都営新宿線の船堀に住んだから、この本に出てくる 市川や本八幡はそう遠くもなかったのだ。 本八幡には成田への乗り換えで一度行っただけだな。 今から思うと、もっと散策すればよかったな。 東京は大都会だが、明治や大正の匂いが残る町並みは 田舎より多い。 おいらのお気に入りは、根津や湯島界隈で 近い千葉方面に行かないで、こちらばかり行っていた。 近頃、田舎でも町づくりというと、なにかにつけ町家が 再評価されているが、そこに住む住人はむしろ迷惑なのでは。 わずかに残る、こういう町家だけを保存しようとしても 町全体に生活感がなかったら意味がないだろう。 市川にしろ本八幡にしろ町の雰囲気は当時とは違うだろうが 今でも匂いは残ってそうな気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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