カテゴリ:読書
排出権商人 二酸化炭素の排出権取引なんて、おいらには おぞましいとしか思えないが、肯定的でも否定的スタンスでもなく、 仕組みに人物を配して、小説にしただけで、ドラマ性が薄い。 入門的な解説書を読むのと大差ないではないか。 高杉良なんかのほうが、うまく処理しそうだな。 期待はずれ。 世界クッキー 女の子が芥川賞なんていうと、一顧だにしないおいらだが この川上未映子の「乳と卵」は、なんか惹きつけられて 読んだら、その感性が面白く、こちらで絶賛した。 この本はエッセーだが、小説とかわりない川上未映子だ。 題材はありふれたものだが、視点が彼女らしく 文章も個性的だ。 ルポ母子家庭 母子家庭の問題は「金」であると言い切るところに 現実味がある。 一億総中流などと言われていたのはそう昔でもないが そんな時代でさえ、母子家庭では悲惨な生活を送っていた 例が少なくない。 実例が次々紹介されるが、気が重くなる。 母親からポンと9億円ももらう子の総理大臣に こういう現実は理解できるのだろうか。 深刻になりたくない人は読まないほうがいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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