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終活日記

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2009年12月04日
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カテゴリ:読書

排出権商人
二酸化炭素の排出権取引なんて、おいらには
おぞましいとしか思えないが、肯定的でも否定的スタンスでもなく、
仕組みに人物を配して、小説にしただけで、ドラマ性が薄い。
入門的な解説書を読むのと大差ないではないか。
高杉良なんかのほうが、うまく処理しそうだな。
期待はずれ。


世界クッキー
女の子が芥川賞なんていうと、一顧だにしないおいらだが
この川上未映子の「乳と卵」は、なんか惹きつけられて
読んだら、その感性が面白く、こちらで絶賛した。
この本はエッセーだが、小説とかわりない川上未映子だ。
題材はありふれたものだが、視点が彼女らしく
文章も個性的だ。


ルポ母子家庭
母子家庭の問題は「金」であると言い切るところに
現実味がある。
一億総中流などと言われていたのはそう昔でもないが
そんな時代でさえ、母子家庭では悲惨な生活を送っていた
例が少なくない。
実例が次々紹介されるが、気が重くなる。
母親からポンと9億円ももらう子の総理大臣に
こういう現実は理解できるのだろうか。
深刻になりたくない人は読まないほうがいい。







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最終更新日  2009年12月04日 07時32分28秒
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