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終活日記

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2009年12月08日
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カテゴリ:読書

なぜ若者は保守化するのか
ほとんど接触する機会もないが、若者と話をしても
会話が成立していないように感じることがある。
育った時代背景からくる、ジェネレーションギャップ
かも知れないが。
若者の車の購買意欲が衰えていると聞くが
単に合理的とは言えないようだ。
本のタイトルのような、保守的という面も感じる。

昔は保守と若者は相容れないのが当たり前だったが。
別に保守が悪いわけでもないが、現状を維持する
ということで、そこに新しいパワーなんてものが
見出せない。
この本でもいろいろ背景を分析しているが
大きいのは、労働環境の激変だろう。

学校を卒業しても、特定の企業に就職しない層を
フリーターなどと呼ぶようになったが、
この言葉が出てきた時にはまだ本人がそれを選択するという
意思みたいなものが、みられた。
社会がどう評価しようが関係なしに。
ところが、最近は職そのものがなくなっているから
意思如何にかかわらず、フリーターという立場に
追い込まれている。
雇用形態の変化もあるが、労働者側が選択したものではなく
企業の政策と言った面が強い。

かって昔も「大学を出たけれど」という時代があったが
あれは高度成長よりずっと前の、企業そのものが少ない時代だ。
バブルの頃から、新卒者が企業の論理に翻弄されるようになった。
バブルの頃、必要以上に雇用された若者は、その後、真っ先に
リストラの対象になった。
そして、利益至上主義の企業は正社員の数を減らしている。

そういう社会背景の中で、保守化するのは、言わば必然かも知れない。
しかし、自分の信念から保守的になるのはいいが
外的要因で保守化せざるを得ないというのは、あまりにも哀しい。
そこから見えるのは絶望ばかりで、希望なんて何もないのでは。






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最終更新日  2009年12月08日 08時45分53秒
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