カテゴリ:読書
めくらやなぎと眠る女 あちらのほうが、ひとつ上になるが、同年代で 波長が合うのか、好きな作家のひとりだ。 文学性がどうのというより、行間からこぼれてくる 匂いが好きだな。 話に、自分の体験と重なることも多い。 「ノルウェーの森」なんかも、気味が悪いくらいだ。 そして、この短編集の中に「ニューヨーク炭鉱の悲劇」 という一編があるが、その中に、六本木の店を借り切った 大晦日の小パーティのくだりがでてくるが、場所は違うが 状況が良く似ていて、思い出した。 名古屋にいたころ、納屋橋のほとりの店で、年末、確か30日に 常連ばかり集めた、年忘れパーティーをやっていて、 おいら、それに行って、大晦日に帰省するのが ひとつのパターンだった。 しかし、おいらのような、あまり社交的でない人間が、 なんでひとりでのこのこ出かけていったのか謎だな。笑 ほとんど初めて会う人間ばかりなのに、ピアノの伴奏で ギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」 【中古】シングルCD ギルバート・オサリバ /アローン・アゲイン【10P24feb10】 を歌った記憶がある。 もちろん失敗したが、今から思うと赤面ものだな。笑 当時アーリー・タイムスばかり飲んでいたが、 酔いに任せてだったのか、バーボンの似合う店だった。 本来、小説の内容との類似性を書かないといかんのだが、 長くなるので省略する。 この「ニューヨーク炭鉱の悲劇」、いわずと知れた ビージーズのヒット曲だ。 【レコード・EP盤】(中古) ザ・ビー・ジーズ/ ニューヨーク炭鉱の悲劇 (美品) ニューヨーク炭鉱というのが実際あったのか、そして悲劇 というのもあったのかも知らなかったが、暗いおそらくシリアスな 歌詞の内容も知らないままに、聞いていた。 ビージーズ特有のサウンズに救われていたのかも知れないが。 この短編の終わりに、短い挿話がとってつけたようにある。 どのような意図で、前の内容と関連付けているのか よく分からなかったが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月27日 08時05分15秒
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