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終活日記

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2010年05月14日
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カテゴリ:読書

海から見た日本人
日本は単一民族国家であるというとき、
天皇の系統が「万世一系」という考えが
背景にあると思うのだが、その現天皇自身が、かって
韓国で、祖先を同じにすると発言したのではなかったっけ。

日本人の起源をたどっていくと、そう単純なものではない。
「北方民族説」というのがあったが、そういうルートはあるにしろ
一律として考えることはできない。
日本は現在は海に囲まれた島国だが、かっては大陸と繋がっていた。
本来からこの地域にいた先住民もいれば、陸地伝いに
渡ってきた民族もいると考えるのが普通だろう。

本書はタイトルにもあるように、海からのルートを
検証したものだ。
従来からの遺物による類似性を見るものもあるが
遺伝子から見た一文は面白かったな。

今では試みようとする人間は少ないと思うが、
好奇心か困窮からか分からないけど、
古代の人は未知の地域に、粗末な丸木舟で乗り出した。
数百キロの移動もあったというから、島国とはいえ、
というか、島国だからこそ、単一民族というには
無理があるのではないか。





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最終更新日  2010年05月14日 08時09分44秒
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