カテゴリ:読書
新聞と「昭和」 地の文に番号や記号がふってあって、章の終わりに 注がズラズラーっと並んだ本があるが、 いちいち参照するのはかなり面倒くさい。 かと言って、地の文に出典やタイトルなどが、入っていても 読みづらい。 この本は後者。 が、内容は面白い。 自社の記事を主観的に擁護することなく、 現在の視点で客観的に昭和の出来事とその報道を 検証している。 終戦の日、玉音放送の数時間後に同日付の新聞を 発行したらしいが、記事のほとんどは前日に書かれた のだとか。 また、宮城に向かって民衆が頭を下げたり、地に伏す いくつかの写真を見た覚えがあるが、これも 人数の少ないものは、14日に撮ったヤラセだとか。 報道を取り巻く環境も見えて興味がある。 玉音放送と言えば、それまでの24時間を描いた 「日本のいちばん長い日」という映画があるが、 確かおいらは、吉田茂の国葬の日が学校休みで、 見に行ったような記憶がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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