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終活日記

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2010年09月02日
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カテゴリ:読書
「白紙召集」で散る

「白紙召集」で散る

価格:1,680円(税込、送料別)


戦争というのは赤紙で召集される兵隊ばかりでなく、
白紙で召集される、武器を持たない設営隊も
戦っていたのだということを、恥ずかしながら、
本書を読んで、思い知らされた。
「餓」島といわれたガダルカナル戦を扱った書物は
多くあると思うが、設営隊の視点で見たものは
少ないのでは。

突貫工事で作った飛行場を、友軍機が使う前に
米軍に乗っ取られ、その奪還に向かう無念はいかばかりか。
しかも、補給の船が次々沈没させられ、食い物もなく
武器も持たない設営隊員は飢餓と逃走にあけくれる
という、なんともむなしい状況に置かれていた。
物量戦といってもいいのでは。
同じ戦場での米軍側の記録があれば読んでみたいな。

給与は兵隊より設営隊のほうが高かったらしいが、
裏を返すと、軍人は死んだら恩給もでるが
設営隊員は死んだらそれまで。

海軍も陸軍も一日ひとり当たりの基本食というのが
決められていたようだが、内容を見ると結構立派。
しかし、彼ら何日くらい、こんな食事できたのだろうか。

生きて帰還できたのは、奇跡とか運としか言いようがない。





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最終更新日  2010年09月02日 08時23分33秒
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