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終活日記

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2012年05月31日
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カテゴリ:映画
新藤兼人が老衰で亡くなった。
100歳だったから、大往生だろう。
映画を通じて若いころから知っているが
100歳まで生きるような印象はなかった。
それも、ずっと現役で映画を撮り続けるとは。
おいらにとって、名前で映画を見る
最後の監督だろうな。

ま、映画も見ているが、影響を受けたのは
脚本家としてだろうか。
学生時代、映研に所属していたが、映画を見て評論するより
8ミリで映画を作るほうに力を入れていた。
先日、金沢大の映研が一般の映画館で自主制作映画を
公開するという新聞記事を読んで、驚いたが
当時はエルモの8ミリでチマチマ撮っていた。
もっとも、おいらのは実験映画みたいなもんだから
それでも充分楽しめた。

たまたま書いたシナリオが受けたので、才能があるのでは
と勘違いし、一時期シナリオライターを目指した。
そのとき読んだのが、新藤の入門書だ。
印象に残っているのは、シナリオは人が書けてないとだめ
ということだったと思う。
小説は修飾語で性格などを表現できるが、映像のための台本である
シナリオは、セリフや動作が上手く書けてないと
人物を表現できないということだ。
結局、これが書けなくて挫折した。

本人は亡くなったが、彼の映画はいつまでも残るだろう。







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最終更新日  2012年05月31日 07時28分48秒
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