カテゴリ:映画
新藤兼人が老衰で亡くなった。
100歳だったから、大往生だろう。 映画を通じて若いころから知っているが 100歳まで生きるような印象はなかった。 それも、ずっと現役で映画を撮り続けるとは。 おいらにとって、名前で映画を見る 最後の監督だろうな。 ま、映画も見ているが、影響を受けたのは 脚本家としてだろうか。 学生時代、映研に所属していたが、映画を見て評論するより 8ミリで映画を作るほうに力を入れていた。 先日、金沢大の映研が一般の映画館で自主制作映画を 公開するという新聞記事を読んで、驚いたが 当時はエルモの8ミリでチマチマ撮っていた。 もっとも、おいらのは実験映画みたいなもんだから それでも充分楽しめた。 たまたま書いたシナリオが受けたので、才能があるのでは と勘違いし、一時期シナリオライターを目指した。 そのとき読んだのが、新藤の入門書だ。 印象に残っているのは、シナリオは人が書けてないとだめ ということだったと思う。 小説は修飾語で性格などを表現できるが、映像のための台本である シナリオは、セリフや動作が上手く書けてないと 人物を表現できないということだ。 結局、これが書けなくて挫折した。 本人は亡くなったが、彼の映画はいつまでも残るだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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