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ひきつづき、週刊ダイヤモンド「特集 危険な食卓」から。
あえて行間を読ませる 健康飲料の広告の"手口" 「健康食品の広告は"行間"を読んではダメ。消費者をあえて誤解させるトリックに満ちている」と、高橋久仁子・群馬大学教授は警告する。 たとえば、サントリーのヒット商品「燃焼系アミノ式」。パッケージには「ムリせずスッキリ」との表記もあるが、「これを飲めば"ムリせずスッキリできる"とまでは書いていない」(高橋教授)。また、「燃焼系」とはどういう意味なのかも書かれていない。 そこで、サントリー関係者に尋ねたところ「燃焼系というのは『日常生活を完全燃焼!』の意味。脂肪を燃焼なんてどこにもうたっていない」。 確かに、「燃焼系アミノ式」は清涼飲料水である。ダイエット効果をうたうことはそもそもできない。事実、アミノ酸には脂肪を燃焼させる働きはなく、運動するときに脂肪を燃焼させるのを助ける働きがあるだけである。つまり、飲んだだけで脂肪は燃えるはずがなく、運動は不可欠なわけだ。第一、飲むだけでダイエット効果があるなら、トクホ(特定保健用食品)として認可されてもおかしくない。しかし、「トクホ商品だったら逆に『燃焼』なんてうたえないし、派手なCMもできなくなる」(サントリー関係者)。 ちなみに「燃焼系」のCMは、2003年度ACC・CMフェスティバルでグランプリを受賞している。「印象に残る→話題になる→商品を動かす、というまさに広告目的を達成した広告」と、講評では絶賛された。巧みに消費者のイメージをかき立てるという点では、これぞ広告の"鑑"なのだろう。 最近の同社のCMでは「私の中のよからぬものが、ジョビジョバ~」というコピーがある。"よからぬもの"とは何かは語られない。同社のお客様センターによると、その答えは「モヤモヤとした気持ち」だそうである。 (週刊ダイヤモンド 2006/8/5号より) うーん。 やられたってカンジですね(笑) ウソは無いかもしれないけど、 真実もないのでは、CMをうかつに信じることはできないですよね。 今日も、応援のクリック、ありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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