2023マイ・ベストコンサート
こんばんは、ほうとうです。 今年もこの時期になりました。12月はあと10日ばかりですが、年内コンサートに行く予定がなくなったので、今年ワタクシが聴いたコンサートのランキングを発表したいと思います。 今年は、新型コロナが5類に格下げされたことで、外国のオケも4年ぶりの来日が相次ぎました。合唱団の公演も戻りつつありますね(アマチュアはまだダメージから立ち直るのに時間が掛かりそうなところがありそうですが。)。 では、まず第3位。 11月18日、沼尻竜典指揮京都市交響楽団の「ニーベルングの指環」より(ハイライト・沼尻編)(於:京都コンサートホール) びわ湖ホールでワーグナーの主要歌劇を毎年3月に上演してきたコンビによる、ソプラノとバリトン歌手を加えたコンサート形式の公演で、安定・良質なワーグナーの演奏でした。日本でもワーグナーを普通に演奏・鑑賞できるようになったのは喜ばしいことです。 続いて、2位に行く前に、次点のいくつか。 4月16日、大野和士指揮東京都交響楽団の大阪特別公演、マーラーの交響曲第7番ホ短調(於:フェスティバルホール) 丁寧ながら、淀みのない上手い演奏。マーラーの後期交響曲も苦にならなくなりました。 そして同じ曲を演奏した 1月15日、佐渡裕指揮兵庫芸術文化センター管弦楽団(於:兵庫県立芸術文化センター)。 主要パートに有名プロ奏者を配置して万全の体制で臨んだ公演。技術レベルは都響に到底敵いませんが、佐渡さんの解釈はとても面白かった。 もう一つ、 3月19日、沼尻竜典指揮京都市交響楽団による、マーラーの交響曲第6番イ短調「悲劇的」。 (於:びわ湖ホール) 欠点がほぼ見受けられない、充実した演奏。 (今日の記事で掲載した写真は、京響の健闘を祝して、京都府立植物園で撮影したものです。) 鳥居の秋 第2位。 11月19日、ぺトレンコ指揮ベルリン・フィル。レーガーのモーツァルトの主題による変奏曲とフーガ、R.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」。(於:フェスティバルホール) 技術、アンサンブル、控え奏者の体制まで完璧。ただ、団員の一人が椅子から落ちて倒れるハプニングは、公演後も心配になって、聴く気がそがれました。 そして栄えある第1位。 11月5日、F.ルイジ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管。ウェーバーのオベロン序曲、リストのピアノ協奏曲第2番イ長調(独奏:Y.ブロンフマン)、チャイコフスキーの交響曲第5番ホ短調。 指揮者が音楽監督でないだけに、曲目は名曲を集めたような感じですが、オケの独特な美しい音色は維持しつつ、とても手の込んだ良い演奏で、楽しく聴けました。 来年も良い演奏に出会いたいと思います。