|
テーマ:お勧めの本(7401)
カテゴリ:健康・医療・環境
前回の記事の“ミートボール事件"のミートボールはどんなものか? ■ドロドロのクズ肉がミートボールになる 作るキッカケはあるメーカーから依頼で、端肉を特売用品として開発したとのこと。 大量の端肉= (牛の骨から削り取った、このままではミンチ肉にもならないし、味もないもの) ・・に、安い廃鶏(卵を産まなくなった鶏)のミンチ肉を加え、 さらに、増量しソフト感を出すために、「組織状大豆たんぱく」というものを加える。 これは「人造肉」とも言って、 いまでも安いハンバーグには必ず使われている。 これでなんとかべースはでき上がりです。 このままでは味がありませんから、 「ビーフエキス」「化学調味料」などを大量に使用して味をつけます。 歯ざわりを滑らかにするために、「ラード」や「加工でんぷん」も投入。 さらに「決着剤」「乳化剤」も入れます。 機械で大量生産しますから、作業性をよくするためです。 これに色をよくするために「着色料」、保存性を上げるために「保存料」「PH調整剤」、 色あせを防ぐために「酸化防止剤」も使用。 これでミートボール本体ができました。 これにソースとケチャップをからませれば出来上がりなのですが、 このソースとケチャップも、いわゆる「市販」のものは使いません。 そんなことをしていたら、採算が合わずに値段を安くできないからです。 コストを抑えるために添加物を駆使して「それらしいもの」をつくり上げるわけです。 まず氷酢酸を薄め、カラメルで黒くします。それに「化学調味料」を加えて 「ソースもどき」をつくるのです。ケチャップのほうは、トマトペーストに「着色料」で色をつけ、 「酸味料」を加え、「増粘多糖類」でとろみをつけ、「ケチャップもどき」をつくり上げます。 このソースをミートボールにからめて真空パックにつめ、加熱殺菌すれば「商品」の完成です。 添加物は、種類にして20~30種類は使っているでしょう。 もはや「添加物のかたまり」と言っていいぐらいのものです。 本来なら産業廃棄物となるべきクズ肉を、添加物を大量に投入して「食品」に仕立上げた―― それがこのミートボールだったのです。 この商品は、発売開始するやいなや、たちまち大ヒット商品となり、笑いがとまらないほど売れ行きがよくて そのメーカーはこの商品だけでビルが建ったと言われたほどです。 ・・・とのことです。 ・・・・・・・・・・・ あ~ これだけ、コピーするだけで、疲れた~~ 気分が疲れたのかもね~ 私は、もともとミートボールやハンバーグは好きでないので、ほとんど食べないできましたが、 こういうのが 子供たちの好物である場合が多いことに気が入って、やりきれない思いです。 この端肉は牛の骨から削り取る、肉とも言えない部分で、 現在は、ペットフードに利用されているらしいので、少しホッとしましたが、 でも、現在もう少しマシな端肉を使っていたとしても、 たぶん、製造過程は同じようなものではないかと推測すると、やはり同量に近い添加物は使用されているんじゃないかと思うのですが、どうでしょう? それにしても、ワンちゃんも可哀想ですね。 私の子供のときも、家にワンちゃんがいましたが、家族の残りものや、鰹節をかけて与えていました。残りものとはいえ、家族と同じものを食べていたのですよね。それでも、いつも元気でしたよ~。 /////////////////////////////////////////////////////////////////// 次回も引きつづき「食品の裏側」の中から、見えない添加物の例を2.3お伝えしたいと思っています。 でも、お時間のある人はぜひ読んでみてほしいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[健康・医療・環境] カテゴリの最新記事
|