猫が帰ってこない
29日午後関西は雪がちらついた。 私は春のコートで実家の岡山に帰った。 母と一緒に父のお墓参りに行き、薄着で来たことに後悔していた。 夜になっても寒い。 夜10時半ダンナに電話をした。 「元気にしてる?猫はどうしてる?」 「猫が出て行ったまんま帰ってこないんだけど・・・」 外にはほとんど出ない、ましてこんな寒い日はでたがらないのに・・・・めずらしい。 すぐ帰って来るはず。 すぐ帰って来るはず。そうなると思っていた。 しかし、猫は帰って来なかった。 次男がすぐに捜しに行ったが「猫の気配もなかった」と言ってた。 ふだんなら帰ってくるはず。 「にゃー」入れてよ、帰ってきたよ・・・の気配もなかったらしい。 こんな寒い夜に帰って来なかったら死んでしまう。みんながそう思うほど弱っていた。 舌が口におさまらないし、ヨダレもたらーーーーと落ちる。そしていつもファンヒーターの前にいる。 こんな猫が雪が散ってる夜に耐えれるわけがない。 でも帰って来なかった。 30日に実家から帰って猫を探したが見つからない・・・・。 29日30日そして今日が31日。 猫の年齢と弱っていたのを知ってる人は「猫は人前で死なないって言うよ。」と言う。 もう会えないのかな・・・・。 猫の様子をみていると、今年もつかな・・・・?と思っていた。 近所愛猫家の人からも 「1年もたないかも・・。」って言われてた。 でも私が実家に帰っている間に居なくなるなんて思っていなかった。 最期を看取るつもりでいた。 私が出かける時、止めたファンヒーターの前に座ったままで「えーーーー、出かけるんですか???」ってビックリした目をしていた。 「猫のコタツに入ってね」と言って私は出かけた。 あのビックリした目が思いだされて つらい・・・。 もう一度「ミーちゃんは、ちょっとクチャイですね」といいながら抱き上げたい。