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2022.11.24
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テーマ:読書(8491)

本のタイトル・作者



すごろく読書術 アウトプット3倍で今すぐ実践できる! [ 原 麻衣子 ]

本の目次・あらすじ


第1章 アウトプット3倍を叶える! すごろく読書術
第2章 今すぐ行動できる自分になる! すごろく読書術のはじめ方
第3章 読書がますます楽しく! アウトプットも加速するモチベーションアップ法
第4章 心強い味方がいれば挫折知らず! アナログ&デジタルツールの選び方
第5章 あらゆる学びに使える! すごろく読書術の応用ヒント
第6章 すごろく読書術のすごい効果! 5人の体験エピソード

引用


一番大きな変化は、読書が「一方通行」から「キャッチボール」形式になったこと。


感想


2022年304冊目
★★★

前に読んだ

デイリーすごろくノート術 毎日を「理想の1日」にする! [ 原麻衣子 ]

を読書記録に応用する方法に特化した一冊。

「わー!面白そう!」「やってみる?」「いいねいいね♪」とかそういうのをひとりで自作自演一人二役みたいな感じで吹き出しでずーっとすごろくみたいに書き出していく…というのは私はちょっと羞恥プレイな感じで無理。
これ、すごろくノート術の時にも同じ壁にぶち当たったんだけど。

で、この本でも前の本でも紹介されている「ひとりだけのLINEのトークグループを作ってそこに独り言みたいに呟いていく」方法。
これ、前の本でやり始めてから続いています。
私は、一人だけでタイトルを「すごろく」にしたLINEのトークグループをピン止め(最上部に固定表示)していて、Twitterに呟けないくらいどす黒い感情、実名での罵詈雑言を吐き出してます。
ちなみにトークグループの背景はヒプノシスマイクの推しキャラクター、観音坂独歩(社畜)。

このひとりLINE、私にとっては「王様の耳はロバの耳!」みたいなところ。
しんどいこと、辛いこと、やってらんないこと。
そういうことがあると、とにかくここに呟いてます。
「てめー××、ふっざけんなよ!!!」みたいなほんと人に見せられないやつ。
いつもニコニコしながら腹の底でこんなんばっか考えてるからね私。
人間性疑うわ!!笑

誰が見るわけでもないし、誰からも反応が来ないんだけど、ここでダーッと吐き出してから「でも、○○の時よりマシだよね?」とか「すごい成長してる」とか、はい。一人二役してます。自分で自分を褒めてます。だって誰も褒めてくれないもん。
そして自分で自分を慰めてます。だって大人だから自分で自分の機嫌を取らなきゃいけないもの。自分の状態をニュートラルに保たなきゃいけないもの。

基本的に見返すことはないのだけれど、たまにざーっとスクロールして過去の呟きを見てみると、もう自分で自分のどす黒さにドン引きなんですが、「あー、この時こんなことで悩んでたんだな」と一歩引いてみることが出来て良いです。
何より、今悩んでることとかしんどいことも、吐き出した後で「たぶんきっと、未来の私がこれも見たら『うっわ引くわ~』と笑えるようになるんだろうな」と思えるようになった。
これ、メンタルにめっちゃ良いです。誰からも否定されない。自分しかいないから。おススメ。
言語化する気力も残っていないくらいすんごく摩耗してるときや、どん底まで落ち込んでいる時は「つらみ」とひたすら何十件も投稿したり(病)、「つらみ」と入れると変換されるスタンプを押しまくってます(闇)。

今回の『すごろく読書術』は、「感情・情報・行動」の3種類について、読みながらどんどん「感情が動いたところ」「残しておきたい情報」「やってみようと思ったこと」を記録していくやり方。

私は、4年くらい前にブログで読書記録を付け始めた。
始めの頃のものとか、読み返すと赤面ものだ。
何をどう書けばいいか分かっていなかった頃。

2019.07.23 ファビオ・ジェーダ『海にはワニがいる』
2019.07.29 ロビン・スローン『ロイスと歌うパン種』

ここらへんの初期のレビューを読んでいると、今書いているものの萌芽も見えるし、結局私の芯の部分は変わっていないのだなとも思う。様式定まっていなくて読みづらくもあるが。
その後、自分が書きやすいフォーマットを決めてHTMLで装飾したテンプレートを作成して、記事を書く時に自動挿入されるようにして、今はそこにひたすら埋めていく形式。

ブログでのレビュー(読書記録)というアウトプットを前提にしているから、「誰かに、私が読んだこの本のことを伝えるとしたら、どう伝えるか」を意識しながらいつも本を読んでいる。
特にアウトプット以前と変わったと思うのが、自分の中の「?(そうかなあ?ほんとかな?)」「!(私もそう思っていた!、知らなかった!)」「@(もやもや、ごちゃごちゃ、ぐるぐる)」に印をつけながら読むようになったこと。

私は一冊ざーっと「?」「!」「@」に印(しおり)をつけながら読み終えて、パソコンでブログのフォーマットを開いて、ひたすら本の冒頭から印をつけた部分を拾ってレビューを書いてる。
そうすると、アウトプットの時に「なぜそこが引っ掛かったのか?」をもう一度考えることになる。
通り過ぎてしまう感情の針の起伏を、ひとつずつ言語化する訓練。

いろんな人の書評も読んで思ったのが、「読書記録というのは、その読み手というフィルターを通してみたその本の世界であり、記憶と歴史の開示である」ということ。

物語の海を泳いで [ 角田光代 ]

この本を読んだ時に、「そうか、その本のことを語らなくてもよいのだ」と分かった。
それまでは、読んだ本の「感想」とか「あらすじ」とかを書かなくてはいけないのだと思っていた。
でもそうじゃなくて、その本の中にいたときに見えていた景色、嗅いだ匂い、呼び起された記憶。
そういうものを語ることこそが、「私がその本を読んで受け取ったもの」を語ることなんだと思って。
自分語りの自慰行為な読書感想文を、めちゃくちゃ長文でスラッスラ書けるようになった。笑

今回『すごろく読書術』で実行したいなと思ったのは、やはり前回と同様LINEのひとりトークグループを使った読書記録。
本の写真も一緒に貼り付けておけば分かりやすくてよさそう。

電車に乗っている時に、読んでいる本の途中で「うおおおおおこの感情は今すぐ残さなければ消える!!!」ということがあるんだけど、そういう時にスマートフォンであれば開いて残しやすいし、その「残し先」が決まっているというのは安心できる。
印をつけながら本を読んでいても、いざ読み返すと(そしてレビューを書くまで日にちがあくと)「なんでこれに印をつけていたんだっけ?」となることがある。

読み初めに本の表紙を撮影して、読み終わりに奥付を撮影しておくとかもいいかも。
残しておきたい文章もスクリーンショットや写真貼り付けで残しておけるもんね。
私は画像フォルダに埋もれてしまい、結局読み返さないから今は定期的に削除してる…。

本の中で「GoodNotes」というアプリも紹介されていた。
1回買い切りで3つまで無料でノートを作れるのだそう。
こういう形式で残したら、もはやノートのアプリがひとつの自分の読書記録という財産の詰まった本棚になる。

面白いなと思ったのが、1冊読了したときに「この本を一言で表すとしたら?」とノートの最後にイケメン付箋で吹き出しに書いている人。
書店のポップ作りみたいで楽しそう。

私は初めにブログでレビューを始めた時、「この本に私が帯を付けるとしたら…」という気持ちでタイトルに惹句を入れてみたりしていた。
楽しいんだよね。これ。本屋さんのごっこ遊び感もあって。

今でも私は、小説のあらすじは絶対に自分のオリジナルで書く、と決めている。
Amazonとか楽天ブックスに飛べば、コピペできる「あらすじ」があるわけだけど、敢えてそこを自分の言葉で、「私ならこの関係性の、この部分をこう切り取る」という見せ方にこだわってる。

ひたすら読書記録を書いてきて、何か変わったか?というと、やっぱり「その本を読んだときの感情の動き」を残せるようになったことだと思う。
アウトプットを始めるまでは、本を読み終えて(インプットして)、それで終わりだった。
でも今は、私のしたアウトプットがまた、時を経て私のインプットになる。
ああ、そうか。あの時そう思っていたのは、こういうことだったのか。
伏線をあとから回収しているような気持ちになることもある。

副次的には、これだけの量の文章をほぼ毎日毎日書き続けているので、仕事で情報をまとめたり文章を作成するのも少し上手くなったのでは?と感じている。

というわけでひたすら自分のために書いている読書記録なのだけど、奇特にも読んでくださる方がいらっしゃるので、ブログと言う形でモチベーションを保って続けられる。
「参考になった」「読んでみたいと思った」と仰っていただけるととても嬉しい。

NHKラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」の2022年11月18日放送回「作家のつづった命の日記」で、「人はなぜ書かずにはいられないのか」ということを高橋先生が仰っていた。
それは自分のなかにいる、声を出せない自分のためである。
そしてそれは、この世界の声を出せないすべてのもののためである。

本を読んで、内に響く声を書く。
私はそれをやっているんだろうな、と思う。

ひとり遊びでやっていることであっても、やはり、そこに反応があると嬉しいです。
いつもありがとうございます。

これまでの関連レビュー


デイリーすごろくノート術 毎日を「理想の1日」にする! [ 原麻衣子 ]
読んだら忘れない読書術 [ 樺沢紫苑 ]
ドラゴン桜 超バカ読書 [ 桜木建二 ]
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最終更新日  2022.12.03 23:16:45
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