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テーマ:今も心に残っている歌(675)
カテゴリ:楽
またしても童謡です。おそらく母親か祖母のものだと思います。こちらもものごころついた時から家にありました。 安田章子さん(由紀さおりさんの本名です)、安田祥子さん(由紀さおりさんのお姉さんですよね)、松島トモ子さんの少女時代の声が聞けます。 でもこの時代特有の歌唱法(?)、オリジナル盤であるが故の音質およびご本人たちの加齢のため、私の耳にはまったくの別人としか聞こえませんです、はい。 私も知らない童謡がいくつかありますし、だいたいタイトルに使われている単語からして「ばあや」とか「十手さん」とか、今の子供はわかんないでしょう。 こうしてみると、「楽しい童謡名曲全集」の時代まで、いや現代まで生き残っている歌が光り輝いて見えます。 おもしろいのは「ねこふんじゃった」で、たまたま「楽しい・・・」にも「なつかしの・・・」にも収録されているのですが、古い時代のほうは作詞が「都築益世」という方で歌詞がぜんぜん違うんです。 私が知ってるバージョンは「わるいネコめ、爪を切れー」と、自分でネコふんづけといて、いざ、びっくりしたネコにひっかかれたら、酷い暴言を吐く歌です。この頃は、動物と人間の地位も、ずっとはっきり区別されてたんですね、今だったらネコを愛する人々から苦情殺到でしょう。 さて、「なつかしの・・・」に収録されているバージョンは、と言いますと。 「ねこふんじゃった×2、ほら、ひるねのこねこ♪~」と始まります。のんびりとひるねをしていたこねこ、ふんづけられてあわててとんでいくところから物語は始まります。 1番で、ネコが金魚鉢をひっくりかえし、みずだらけになります。ネコはそのまま鳥小屋へ逃げこみます。ギャアギャア泣いているのは、ネコか鳥なのか、定かではありません。 2番では、おじいちゃんもおばあちゃんも「きてごらん」と呼ばれ、おそらく丹精こめて育てたであろう植木鉢がめちゃくちゃになっているところを見せつけられます。 さらに、「金魚ものびているよ、どうしましょ」と暢気なことを・・・1番で「あらまあ、まあみずだらけ」とか言っている間に拾ってやれよ、と当時の方はつっこまなかったんでしょうか。 そして肝心のネコを見失うわけですが、ちゃっかりとたんすの上で眠っており、お日さまが笑っている、というオチでございます。まるで、サザエさんの原型を見るような歌です。 構成はこちらです。あなたはいくつ歌えますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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